「持続可能な社会」共創へ ヒーブらしさ発揮 鈴木聖子さん🔒

日本ヒーブ協議会新代表理事・鈴木聖子さん

「社会の変化に柔軟に対応するためにも、会員の思いやニーズにどう応えていくか、ヒーブらしさとは何かを改めて見つめ直すことが課題です」

今年4月、日本ヒーブ協議会は定時総会を開き、新役員体制を決めた。中村尚美さん(日新製糖)の後を引き継ぎ、新代表理事に選出されたのが鈴木聖子さんだ。働く女性の異業種・横断的なネットワークという特徴を持つ日本ヒーブ協議会。創立46周年の歴史を背負い、代表理事の重責を担う。

日本ヒーブ協議会鈴木聖子さん

「この46年間で、働く女性を取り巻く環境は様変わりしました。現在は、女性・男性ということではなく、人それぞれが多様なバックグラウンドを持っていることを理解し合うことも大切な社会的テーマとなっています。また、消費生活のデジタル化も背景とする急速な環境変化の中で、ヒーブはどう活動し、ヒーブらしさを発揮していくにはどのような取組が求められているのか、会員の皆さんと話し合いながら、ともに認識を深めていきたいと思います」

一人ひとりの価値観を認め合い、尊重し合う社会の構築、それに向けた会員同士の自由闊達(かったつ)な意見の交流、これらを重視していく中で、日本ヒーブ協議会としての厚みを育んでいきたい、と抱負を語る。

「ヒーブの強みは、生活者の視点と、企業人の視点をあわせ持ちながら、様々なテーマについて、スピード感あふれる取組を展開する実施力です。例えば、外出控えなど、国民に行動自粛が要請されたコロナ禍のときには、会員からの“対面が無理ならオンラインでつながろう”という意見を受け、すぐさまオンライン会議システムを導入して全国の会員との結びつきを確保することができました。コロナ禍でも、ヒーブ活動を余儀なく停止せざるを得なかった期間は……(以下続く)

(本紙6月1日号「消費者問題はいまー提言」欄より一部転載)

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