アルミ缶の草の根回収、コロナ禍も活動継続 66団体を表彰

アルミ缶リサイクル協会(花房達也理事長)は2021年度アルミ缶一般回収協力者表彰の受賞団体を発表し、地域で活動する町内会や福祉施設など計66団体を優秀賞として表彰した。

新型コロナ感染拡大の影響で対象団体の減少が危惧されたが、各団体とも感染防止策を講じながらアルミ缶回収活動を継続し、前回を上回る推薦があったという。

21年度表彰は、昨年4月から今年3月までの回収活動が対象。前年度(78団体)を上回る87団体が推薦を受け、審査の結果、66団体が優秀賞を受賞した。受賞団体は地域の自治会や婦人会、老人会、子ども会、障がい者支援施設など幅広く、地域も北は青森市の袰懸団地町会から、南は沖縄県那覇市の特定非営利活動法人オリーブの木まで、全国にまたがった。

今回の表彰にあたっては、回収活動の対象期間が新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された時期にあたるため、推薦数が大きく減少するとの危惧があった。実際に集団での回収活動の自粛を余儀なくされた団体も多かったが、感染防止策を徹底するなどして活動を継続する団体も多く、推薦数も堅調な数字になった。一方で、一時的な自粛により、それぞれの回収量は若干減少する傾向がみられたという。

同協会は毎年、受賞団体を招いた合同表彰式や地域ごとの表彰式を行ってきたが、コロナ禍の現状を踏まえ、今回は自粛を決定。「コロナ禍の中で頑張って頂いた皆様に日頃のアルミ缶リサイクル活動へのご協力に対し、心から感謝の意を表します」としている。

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. U.S. PIRG
    米国の航空業界は2022年、コロナ後としては初めて通常の旅行が楽しめる年となったが、航空会社への消費c
  2. 国土交通省
    国土交通省は経済産業省と連携し、4月に「再配達削減PR月間」を展開する。物流の「2024年問題」が差c
  3. 公益科学センター
    米食品大手クラフト・ハインツが販売する子ども用ランチセット「ランチャブルズ」が今秋にも学校給食プログc
  4. NCL
    シリコンバレー銀行の経営破綻により米国で金融システム不安が高まっている問題で、米消費者団体ナショナルc
  5. 消費者庁徳島オフィス
    徳島県におけるエシカル消費(倫理的消費)の2022年度認知度は58.8%で、昨年度から4.9ポイントc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る