放射線育種技術を応用した米に「反対」の声 署名活動展開へ🔒

◎来年販売の「あきたこまちR」、安全性に不安感

放射線育種の技術を応用したお米が来年から伝統銘柄米の名前を冠して販売されることに消費者・市民団体が反対を表明。全国の有機米栽培農家や消費者団体が安全性の問題に加え、特性が異なるのに従来米と同様の名称では区別できないとして消費者庁などに表示違反を申し立てている。焦点のお米は来年販売が予定されている「あきたこまちR」。カドミウム低吸収米として開発された。消費者団体はゲノム編集と類似技術ではないかとして販売された場合の行政処分を求めている。

来年から販売されるのは重イオンビームという放射線で照射した後代交配種としての「あきたこまちR」。従来の秋田県産「あきたこまち」に名称を切り替えて販売される予定という。

「あきたこまちR」は土壌のカドミウム汚染対策米として開発された新品種で、放射線育種米として安全性に関する疑問が提示され、消費者・市民団体が反対を表明してきた。従来の「あきたこまち」と同じ名称で販売されることから区別がつかず……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」8月1日号より一部転載)

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