ウォッチねっと、消費者3機関を評価 表示対策課が最高得点🔒

◎各機関とも依然コミュニケーション不足 「消費者庁は理念忘れないで」の声も

「全国消費者行政ウォッチねっと」(ウォッチねっと)は10月18日、創立15周年記念集会を主婦会館・プラザエフで開催し、消費者行政に対する1年間の評価結果を発表した。当日は、消費者事故調査のあり方を規定したISO国際規格の意義と経緯について報告があり、日本の消費者団体が世界に提起した規格として注目されていることが報告された。

ウォッチねっと記念集会

消費者行政機関の活動実績を点数化し、改善策を示した(10月18日、主婦会館プラザエフにて)

消費者行政の評価は、消費者庁の各課や、新未来創造戦略本部、消費者委員会および国民生活センターの1年間の活動実績を対象とした。最も高い評価を得たのは、景品表示法を所管する表示対策課。最も低かったのは特商法執行を担う取引対策課。これら評価結果について消費者庁次長・吉岡秀弥さんは「厳しい評価をいただいた担当課もあるが、真摯に受け止め、消費者庁一丸でいっそうの改善を図っていく」とコメント。消費者委員会や国民生活センターからは「厳しい指摘を改善への糧とする」「今後の活動を注目して欲しい」などが表明された。

ウォッチねっとは、消費者庁・消費者委員会創立とともに発足。今年15周年を迎えた。消費者行政の監視活動を担い……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」11月1日号より一部転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
📌ファクティバ

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 国際消費者機構(CI)
    100カ国以上、200を超す消費者団体が加盟する国際組織、国際消費者機構(CI、本部・ロンドン)は1c
  2. 国民生活センター
    ◎国民生活センター、対応策を提示 スマートフォンやパソコンに保存されている「デジタル遺品」。故人がc
  3. 全相協公開シンポジウム
    ◎「サプリメント形状食品の規制必要」との意見も 全国消費生活相談員協会(全相協)は11月15日、秋c
  4. ニッポン消費者新聞2024年1月号
    特集 健康食品110番に350件超 全相協、シンポジウムで報告 機能性食品は21件 ~c
  5. パブリック・シチズン
    米国の消費者団体パブリック・シチズンのロバート・スタインブルック博士は11月21日、米食品医薬品局(c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る