「お金」巡るトラブルを調査へ 埼玉被害なくす会

特定適格消費者団体の埼玉消費者被害をなくす会(池本誠司理事長)は、毎年実施している消費者被害アンケート活動「めやすばこ」への協力を呼びかけている。今年のテーマは「お金について」。お金の不安、投資、資産運用、トラブルの有無などを尋ねてトラブル実態を把握するとともに、アンケートを通して金融教育の重要性を認識してもらう狙いだ。回答締切りは12月末日。なくす会ホームページにアンケートフォームが設置されている。

お金を巡る不安が高まる中、政府が「貯蓄から投資へ」とする方針を掲げるなど様々な場面で投資に関する情報を目にすることが増えている。一方でトラブルに遭う現状も確認されており、なくす会は消費者が不安解消のためにやっている投資行動などを調査する方針。また、回答後に金融教育に関する資料を読んでもらい、お金と生活の「見える化」や運用に役立つ知恵、トラブル事例、相談先などを共有していく。前回は「終活」をテーマに実施。1282件の回答を得た。

(本紙「ニッポン消費者新聞」12月1日号より転載)

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