【米国】FTCがメードインUSA月間新設 自国品購入呼びかけ

米連邦取引委員会(FTC)のアンドリュー・ファーガソン委員長は7月4日の独立記念日を前に、7月をメードインUSA月間に定めると発表した。自国での製造業の拡大に注力するトランプ政権の意向に沿った取り組みとみられる。

FTCは消費者保護と啓発、公正な競争の促進を担う規制当局。「メードインUSA」ラベルに関する規則を管轄し、不正表示の取り締まりに取り組んできたが、トランプ政権下にあっては自国産業の支援にも関与する構えだ。ファーガソン委員長は「我々は欺瞞的な表示から国民を守るだけでなく、メードインUSAと書かれた製品の購入を促していく。自国の労働者、製造業者、コミュニティの支援につながることを消費者に知ってもらうという点において重要な取り組みだ」と述べた。

さらに「メードインUSAは単なるスローガンではない。我々は国の独立記念日を祝うとともに、この国の労働者の勤勉さ、自立心、開拓者製品を讃えることも忘れるべきではない。メードインUSA製品を購入するとき、我々が独立を勝ち取り、常にこの国を偉大なものにしてきたという精神が生き続けるのだ」とも訴えている。

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