訪日観光客相談、513件で過去最多 「宿泊施設」「外食」上位

国民生活センター「訪日観光客消費者ホットライン」の2024年度相談件数は513件で過去最多だった。商品別の上位は例年同様に「宿泊施設」(104件)、「外食」(41件)となったが、3位に「健康食品」(24件)が入った。新型コロナ禍に下火だった団体ツアーの利用が回復し、免税店で購入した健康食品に絡んだトラブルが目立った。

ホットラインは18年12月の開設。日英中韓仏とタイ、ベトナムの7か国語に対応する。24年度は円安などを背景に海外からの観光客が増加。相談件数はこれまで最多だった19年度の369件を39%上回った。

言語別では中国語が約60%と最多。健康食品の相談では「ツアーのガイドから、このサプリは効果絶大、日本人はみんな飲んでいると説明を受けて購入したが、虚偽の説明だった」(中国語)などの事例が寄せられた。

(本紙「ニッポン消費者新聞」9月1日号より転載)

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