屋内音楽イベントの混雑事故防止へ調査 消費者事故調
- 2025/10/17
- くらし
屋内施設で行われる音楽イベントの出入り口付近が混雑して将棋倒しとなり、大規模な事故が起きる可能性があるとして、消費者安全調査委員会(消費者事故調)は9月25日、調査に乗り出すと発表した。調査をもとに安全対策を提言する。
消費者から「2024年、ライブ講演開始前に入場口付近の通路が混雑し、あちこちから悲鳴が起こるほどの体圧を感じる状況が30分程度続いた」旨の申し出があり、当時の状況について、有識者からも群集事故による死者が数十人出た可能性を指摘されていた。
消費者事故調によると、17年5月、兵庫県で行われた屋内音楽フェスでは、出入り口付近の混雑により1人が脊髄損傷、2人が全身打撲を負った。また、23年4月には都内のドーム公演で入場時に混雑状態となり、複数の人が酸欠などで倒れる事故が起きていた。
音楽イベント市場は拡大中。従来のコンサートホールではない大規模な多目的施設での開催も増えており、潜在的な危険性が高まっているという。
























