シーズン終盤、毒きのこに注意 新潟県で食中毒発生

きのこ狩りシーズンが終盤を迎える中、新潟県は11月2日、毒きのこ「ハイイロシメジ」による食中毒が発生したと発表した。県内では今秋初の発生となり、県は「毒きのこ食中毒発生注意報」を発令した。毒きのこを巡っては、消費者庁が9月に同庁ツイッターで、10月には長官記者会見で注意を呼びかけていた。

毒キノコに注意喚起

10月4日の消費者庁長官記者会見で展示された毒きのこの一例。上段が食用きのこ、下段が毒きのこで、専門家でないと判別は難しい

県によると、知人が「ホンシメジ」だと思って採取したきのこを譲り受け、家族3人が11月1日の夕食時に天ぷらや網焼き、すまし汁にして食べたところ、夜中に3人がおう吐や下痢を起こして医療機関を受診した。家族が食べたきのこは有毒な「ハイイロシメジ」で、患者の症状もハイイロシメジによる中毒症状と一致していたという。患者はすでに回復しており、知人家族は発症しなかった。

県内での毒きのこ食中毒は2013年以降、今回が18件目(患者数56人)、今シーズンでは初の発生となる。ハイイロシメジは秋から晩秋のこれからの時期にしばしば大発生する白っぽいきのこで、県内では1999年と2007年にも食中毒が起きていた。県は「きのこ狩りシーズン終盤であるものの、今後も食中毒の発生が懸念される」として、「食用と正確に判断できないきのこは絶対に採らない・食べない・人にあげないでほしい」と注意を呼びかけた。

全国では毒きのこ食中毒による死亡事故が起きており、消費者庁によると2013年に1人、今年も1人が亡くなっている。

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