ペダル踏み間違い防止装置、踏み続けると急発進も 国交省が啓発


国土交通省は4月16日、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故を防止する「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の正しい理解を呼びかける啓発ビデオをYouTubeに投稿した。「装置が正常に作動しなかった」との情報が寄せられたことから、ビデオでは実験映像を用いて注意点を解説している。

ペダル踏み間違い時加速抑制装置啓発ビデオ

装置作動後にアクセルを踏み続けると急発進した(国交省審査・リコール課YouTube公式アカウントの啓発ビデオより)

この装置は誤発進抑制システムなどとも呼ばれ、車の停止時や低速走行時に、壁などがあるのにアクセルを踏み込んだ場合、ドライバーに音や表示で警告するとともに、エンジン出力を抑制して急発進を防ぐ仕組み。

しかし、踏切内で下りてきた遮断機に反応して装置が作動してしまう場合もあることから、踏切から脱出できるようアクセルを踏み続ければ作動が解除され、発進できるようになっている。

啓発ビデオは4分38秒バージョンと、1分1秒のショート版の2種類を公開。警告表示や警告音が出たらすぐにペダルを足から離し、よく確認してブレーキを踏むよう呼びかけた。実験映像では、そのままアクセスペダルを踏んだ場合、数秒で作動が解除され、急発進してしまった。車種により作動や解除に至る条件に違いがあるため、「取扱説明書で確認を」とアドバイスしている。

新車における同装置の装着率は年々伸びていて、2017年には65.2%に達した。一方、国交省にはユーザーから「ドライバーの意図に反し装置が勝手に作動した」「装置の作動が十分ではなかった」など、技術に対する理解不足とみられる情報が寄せられていた。

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