トヨタ「アルファード」、予防安全性能評価大賞 全項目満点

国土交通省と自動車事故対策機構が実施している「2018年度自動車アセスメント」で5月30日、トヨタのミニバン「アルファード/ヴェルファイア」が予防安全性能評価大賞を受賞した。被害軽減ブレーキなど6項目すべてで満点を獲得した。

トヨタ「アルファード」

満点で予防安全性能評価大賞を受賞したトヨタ「アルファード」。事故の回避を支援する機能が標準装備されている(30日、東京国際フォーラムにて

2014年度から始まった予防安全性能評価は、事故の回避を支援する安全性能を数値化することで、消費者により安全なクルマを選んでもらおうという事業。安全な自動車の開発を促すことも目的としている。

今回の評価では、新たにペダル踏み間違い時加速抑制や高機能前照灯などを追加し、6項目を試験した。アルファードはこのすべての項目で満点を獲得。被害軽減ブレーキの試験では、時速60キロで走行中、夜間の歩行者をセンサーがとらえて警告音とともに減速し、衝突を回避した。

トヨタ自動車の吉岡憲一・チーフエンジニアは「夜間歩行者の事故は歩行者事故の約7割を占めており、どのように起きているのかを実際の事故現場に出向いて調査した。その結果、月明り程度でも歩行者を認識できる検出能力が必要だとわかり、高感度認識カメラと高速処理プロセッサーを新開発するとともに、下半身だけでも歩行者を認識するソフトウェア技術も開発した」と説明。「安全技術開発は年々減少する交通事故に貢献しているが、(交通事故死傷者ゼロに向けては)道半ば。今後、自動運転開発の知見も活用し、クルマの安全性能をさらに高めていきたい」と語った。

今回、トヨタは「クラウン」で「衝突安全性能評価大賞」も受賞。同じ点数だったスバル「フォレスター」も大賞に選ばれた。

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