2万人調査もとに「幸せ」視点のライフデザイン提起

第一生命グループのシンクタンク「第一生命経済研究所」はこのほど、「ライフデザイン白書」のシリーズ11冊目となる『「幸せ」視点のライフデザイン』(2万人アンケートが描く生き方・暮らし方の羅針盤)を発行した。同研究所が今年1月に取り組んだ全国約2万人の生活者アンケート調査結果をベースにし、この2年間のコロナ禍と「アフターコロナ」の生活のあり方も踏まえ、幸せ視点を重視したライフデザインを提起した内容となっている。

「幸せ」視点のライフデザイン

同書では、幸せへの人生資産として「健康」「お金」「つながり」の重要性を再認識し、生活者一人ひとりの「ウェル・ビーイング」を実現するには何が求められているか、コロナ禍以前には気づかない、コロナ禍を経験した社会だからこそ認識できた課題や可能性を提示、「幸せ戦略」の再構築へ向け新たな仮説検証や考察、提言を試みている。同書の構成は「つながり」「お金」「健康」に沿って第1章(ニューノーマルとつながり)から第8章(ユニバーサル社会へ向けて)まで膨大なデータから生み出された機知に富んだ内容で綴られている。

本体1500円プラス税。東洋経済新報社発行。

(本紙「ニッポン消費者新聞」11月1日号より転載)

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 長田淳弁護士
    ◎埼玉消費者被害をなくす会副理事長・弁護士 長田淳さん インターネット上の海外事業者への申入れ活動c
  2. 香港消費者委員会
    香港消費者委員会がまとめた2024年の消費者苦情は4万839件となり、前年比20%増加した。2月にはc
  3. 神戸女子大啓発グッズ発表
    ◎心理学の学び生かしたデザインに 兵庫県立消費生活総合センターは神戸女子大学心理学部3回生と連携しc
  4. 中古品のチャイルドシートを利用している人が一定数いるとして、英国の消費者団体Which?が注意を呼びc
  5. 消費者庁
    ◎製造工程ごとにハザードを検証 いわゆる培養肉など「細胞培養食品」の実用化に向けて、消費者庁がルーc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る