安全運行で事故低減 「Gマーク」認定トラックが拡大 

国土交通省は12月17日、全日本トラック協会の「Gマーク(安全性優良事業所)」認定により、2024年度はGマーク事業所が全国で2万9069事業所に拡大したと発表した。すべてのトラック事業所の33.9%に相当し、前年度比0.5ポイントの増加。安全運行を励行するトラックが増えることになる。

同省が2023年(1~2月)の事業用トラック1万台当たりの事故発生件数を調べたところ、Gマーク認定を取得したトラックの死亡・重傷事故の件数は、認定を取得していないトラックと比べて30%以下となっていた。トラックが絡んだ事故は重大事故に発展することが多く、同省も業界に対し、認定を受けるようを推奨している。

Gマーク制度が始まった2003年度は2030事業者を認定したが、毎年認定数を積み増して拡大していき、24年度は過去最高を更新。車両台数ベースでは2021年度に全車両に対する割合が50%に到達するなどしている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」1月1日新年号より転載)

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