ネット上の「個人間融資」利用しないで 高金利や詐欺など横行

見知らぬ者同士が金銭の貸し借りをする「個人間融資」サイトを巡り、トラブルが発生している。

国民生活センターによると、違法な高金利を求められたり、保証金を支払った後に相手と連絡が取れなくなったりする事例が報告されている。個人を装ったヤミ金融業者が書き込んでいるおそれもあることから、同センターは「ネット上の個人間融資で見知らぬ相手から借り入れをするのはやめてほしい」と注意を呼びかけている。

個人間融資

SNS上の個人間融資を依頼する書き込みの一例。ブラック(ブラックリスト=金融機関での借り入れができない状態)、アダルトなどの言葉も飛び交う

公表された相談事例によると、生活費が不足した50歳代の男性は個人間融資の掲示板サイトで融資を依頼し、返事をしてきた人と直接会って15万円を借りた。男性はこれまでに50万円以上を返済してきたが、さらに400万円を支払うよう求められたという。

20歳代の女性は、携帯電話料金の滞納などでお金を借りられるところがなく、SNSで融資を募集。すると融資に応じるという人が現れ、SNSでやり取りして100万円を借りることになった。保証金として5万円を支払ったところ、その後、相手と連絡がつかなくなってしまったという。

そのほか、「利息を免除する条件として、要望されるままに下着姿や裸の写真を送ったにもかかわらず、融資は受けられず、連絡しても返事が来なくなった」 (30歳代・女性)という事例も寄せられていた。

反復継続の意思を持って金銭の貸し付けを行う場合、貸金業の登録が必要。たとえ個人間融資をうたっていても無登録営業を行うと貸金業法違反になるという。国民生活センターは「多重債務などで困っていたら、まずは最寄りの消費生活センターに相談してほしい」と呼びかけている。

消費者ホットライン「188」(3けたの電話番号)にかけると最寄りの相談窓口につながり、生活再建に向けたアドバイスが受けられる。

関連記事

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 主婦連合会
    集団的な消費者被害の回復を図る「消費者裁判手続き特例法」が施行3年を迎えることを受け、特定適格消費者...
  2. コンシューマー
    容器包装の3Rを進める全国ネットワーク(3R全国ネット)など市民団体は、7月15日の「海の日」キャン...
  3. 米消費者情報誌コンシューマー・リポートは7月15日、「自然の癒し力」と題した記事を掲載し、森林や公園...
  4. ごみ
    環境問題を大きなテーマに毎年開かれてきた「東京23区とことん討論会」が7月24日の第24回討論会を最...
  5. 東京都「悪質事業者通報サイト」
    東京都が昨年9月にリニューアルした「悪質事業者通報サイト」への通報件数が大幅に増加している。都がまと...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
  2. チーズフェスタ2018

    2018-11-12

    「チーズフェスタ2018」に7700人 多彩なチーズレシピ

    11月10日(土)と11日(日)の両日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は、渋谷区・恵比寿の...
  3. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2018-11-2

    国際葬儀連盟会長に就任 全日本葬祭業協同組合連合会

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連・石井時明会長)は10月25日に熊本市で全国大会を開き、同連合会副...
  4. 引越安心マークのトラック

    2018-3-6

    「安全・安心」な引越を 「引越安心マーク」制度導入4年目に

    全日本トラック協会、信頼マークとして提示 「引越安心マーク」をご存知だろうか。厳しい基準をクリアー...
  5. チーズフェスタ2017

    2017-11-13

    チーズフェスタに約7千人参加、チー1グランプリも発表

    11月11日と12日の両日、都内で開催されたチーズの祭典「チーズフェスタ」に2日間で延べ7千人を超え...
ページ上部へ戻る