認知症高齢者にカニの電話勧誘販売 消費者庁が行政処分🔓

消費者庁は7月5日、カニの海産物の購入を電話で勧誘し、「代金引換」で発送し、全国で消費者トラブルを発生させていた事業者とその業務責任者2人を行政処分にした。当該事業者名は「BBC」(北海道札幌市)。業務停止6カ月。業務の中心を担っていた2人の役員には6カ月間の業務禁止命令が下された。当該役員の1人は電話に応答せず、1人は「コメントは控えさせていただく」としている。

カニの電話勧誘販売

カニと一緒に梱包されて、代引きで送り付けられてきた書類。記載不備が指摘されている(5日、消費者庁にて)

消費者庁によると、「BBC」社は、カニなどを電話勧誘で販売。だが電話をした際には「北海道の市場からです」と告げるのみで、BBCの名称や勧誘者の氏名を名乗らなかった。また、消費者が「いりません」「必要ありません」と契約締結をしないことを表明しているのに購入を執拗に告げるなどして本件売買契約の締結勧誘を続けた。さらに、書面交付義務違反行為や、消費者の判断力不足に乗じて締結させる行為を継続していたという。

これらはいずれも特定商取引法で定める違反行為。

消費者庁は同社の勧誘事例を紹介し…(以下続く)

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