住田弁護士「法律知識で財産守って」 東京都が消費生活講座

オレオレ詐欺や投資トラブルなどお金のトラブルが相次ぐ中、東京都消費生活総合センターは、東京都金融広報委員会と共催で7月4日、悪質商法に対する財産防衛術を学ぶ消費生活講座を開いた。テレビでもおなじみの住田裕子弁護士が登壇し、「残念なことに人をだまそうとする犯罪集団がいる。あいまいな返事はせずにきっぱりと断り、困った時は迷わず相談する勇気を持ってほしい」と呼びかけた。

住田裕子弁護士講演

自身の体験を紹介しながら防衛術を伝える住田弁護士。歯切れのよいトークとユーモアで笑いの絶えない90分となった(4日、東京都ウィメンズプラザホールにて)

東京ウィメンズプラザホールで開かれた消費生活講座には、211人が参加。悪質商法の対処法をまとめた都作成のブックレット「飯田橋四コマ劇場」を参考にしながら、法律の基本を学んだ。

住田弁護士は「犯罪組織から大切な財産を守るため、法律の基本を知り、契約が成立しているかどうかをきちんと把握してほしい」と強調。送り付け商法については「一方的に送られてきたものについては契約は成立しておらず、誤って受け取ったとしても14日間保管すれば自由に処分できる。その間、事業者に連絡をとらないでほしい」と呼びかけた。そのほかオレオレ詐欺、インターネット上の契約、催眠商法などの事例を紹介し、注意点や解約の可否などを解説した。

住田弁護士は財産防衛術として、「まずはお金を手元に置かず、銀行に預けておくこと。悪い集団に狙われる上、災害で失う可能性がある。災害で避難する際、お金を取りに戻ってしまう危険性もある」と語った。オレオレ詐欺などの不審な電話に対しては「一旦受話器を置く勇気を持つこと。その後、息子に折り返して確認してほしい」と述べた。

また、2018年度消費生活相談が全国で100万件を超えたことについて触れ、「迷わずに相談した人は勇気のある人達だ。あいまいな返事はせずにきっぱりと断る、知らないことは多くの人の意見を聞く、困った時は相談する、こうした勇気を持ってほしい」と語り、消費者ホットライン188番の活用を呼びかけた。

講演で配布された「飯田橋四コマ劇場」は四コマ漫画で消費者トラブルへの対処法が学べる冊子。シニア世代向け、ミドル層向け、若者向けの三種類あり、WEB版は東京くらしWEBから閲覧できる。

関連記事

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 主婦連合会
    集団的な消費者被害の回復を図る「消費者裁判手続き特例法」が施行3年を迎えることを受け、特定適格消費者...
  2. コンシューマー
    容器包装の3Rを進める全国ネットワーク(3R全国ネット)など市民団体は、7月15日の「海の日」キャン...
  3. 米消費者情報誌コンシューマー・リポートは7月15日、「自然の癒し力」と題した記事を掲載し、森林や公園...
  4. ごみ
    環境問題を大きなテーマに毎年開かれてきた「東京23区とことん討論会」が7月24日の第24回討論会を最...
  5. 東京都「悪質事業者通報サイト」
    東京都が昨年9月にリニューアルした「悪質事業者通報サイト」への通報件数が大幅に増加している。都がまと...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
  2. チーズフェスタ2018

    2018-11-12

    「チーズフェスタ2018」に7700人 多彩なチーズレシピ

    11月10日(土)と11日(日)の両日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は、渋谷区・恵比寿の...
  3. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2018-11-2

    国際葬儀連盟会長に就任 全日本葬祭業協同組合連合会

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連・石井時明会長)は10月25日に熊本市で全国大会を開き、同連合会副...
  4. 引越安心マークのトラック

    2018-3-6

    「安全・安心」な引越を 「引越安心マーク」制度導入4年目に

    全日本トラック協会、信頼マークとして提示 「引越安心マーク」をご存知だろうか。厳しい基準をクリアー...
  5. チーズフェスタ2017

    2017-11-13

    チーズフェスタに約7千人参加、チー1グランプリも発表

    11月11日と12日の両日、都内で開催されたチーズの祭典「チーズフェスタ」に2日間で延べ7千人を超え...
ページ上部へ戻る