キャッシュレス決済「よく利用」40% メリットは支払い簡単

消費者庁が実施した意識調査によると、キャッシュレス決済を「よく利用している」と回答した人が40.2%と最も多く、次いで「時々利用している」が37.4%にのぼることがわかった。「あまり利用していない」は12.5%、「全く利用していない」は9.9%となった。

調査は7月4日~8日、全国の物価モニターを対象に行い、1413人が回答した。

よく使う決済手段は「クレジットカード」が88.5%でトップ、以下「交通系以外の電子マネー(WAON、nanacoなど)」(56.7%)、「交通系電子マネー(suica、ICOCAなど)」(45.1%)と続いた。

キャッシュレス決済のメリットを感じる点として、「支払い手続きを簡単・迅速に行えること」をあげる人が67.6%と最も多く、ほぼ同率で「割引やポイントの特典が得られること」(65%)が続き、以下、「現金を持ち歩く必要がなくなること」(57.5%)、「ATMなどで現金を下ろす必要がなくなること」(49.6%)などの順となった。

一方、不便な点や懸念していることの上位は「個人情報の流出や不正使用等の被害」「カード等の紛失・盗難のおそれ」「使いすぎ」などとなった。

キャッシュレス事業者への期待としては「割引率やポイント還元率の向上」が54.5%でトップ。以下、「セキュリティ対策の強化」(51.7%)、「利用できる店舗の拡大」(44.4%)などとなった。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 警察庁
    警察庁がまとめた生活経済事犯の検挙状況によると、2023年に全国の警察が摘発した特定商取引等事犯は前c
  2. 電話相談
    埼玉弁護士会と埼玉司法書士会は4月20日(土)と21日(日)に電話相談「敷金(賃貸住宅)トラブル11c
  3. チャイルドシート衝突試験
    英国の消費者団体Which?は4月11日、ペグ・ペレーゴ社製チャイルドシートの前面衝突試験を行ったとc
  4. アパレルのエシカル通信簿
    ◎8社が消費者志向経営方針策定/情報開示、投資家に力点 「もっと消費者に提供を」 市民目線で企業のc
  5. 米連邦取引委員会
    AIが作り出す音声クローンによるなりすまし詐欺を防ぐため、米連邦取引員会(FTC)が実施した公募企画c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る