子どもの豆の誤えんに注意 節分控え東京都呼びかけ

節分を控えた1月29日、東京都は子どもの豆類の誤えんに注意を呼びかけた。小さな子供が豆を食べると、破片が気道に入るなどして気管支炎や肺炎を引き起こすおそれがある。小さく砕いて与えることもやめるよう呼びかけており、「豆やナッツ類は5歳になるまでは食べさせないこと」としている。

消費者庁に寄せられた報告によると、2017年までの7年間に豆・ナッツ類を原因とした子どもの誤えん事故が27件起きていて、約6割が入院を要する事例だった。主な事例は「豆まきをした後に、1歳の子供が床に落ちた煎り大豆をガリガリかじって食べて、3粒目でむせ込みぜいぜいし、呼吸器障害の症状が出た」(1歳、中等症)、「節分の残りの煎り大豆を食べた後からぜいぜいし始め、夜も眠れなかったため、翌日、救急車で来院。全身麻酔の上、気管支鏡検査、気道異物除去を行った。気管支に大豆の破片が3個あったため摘出した。5日間入院」(1歳、中等症)など。
 
豆まき後は子どもが食べないよう後片付けを徹底し、個包装のまままくことも提案している。

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