ストローにもなるクッキー、ブルボンが開発 外食店に提案

ブルボン(新潟県柏崎市)はこのほど、ストローにも使えるトッピングクッキー「コロネクッキー」を開発し、業務用ルートから供給を開始したと発表した。ストローとして使った後は食べることができるため、プラスチックごみ対策につながる。外食店などに提案していく。

ブルボンコロネクッキー

コロネクッキーは直径12~13ミリ、長さ200ミリのスティック型クッキー。ストローのような吸い上げ機能を持たせるため、素材選びから始め、同社が製造販売する中空のスティッククッキー「チュエル」をベースに開発していった。生地の成型と耐水性を均一化させる仕上げ製法に多くの時間を投入し、量産化を視野に入れた製造技術開発を行ったという。同社が長年培ってきた菓子の製造技術をもとに、製法特許申請中の独自技術や設備開発により製品化が実現した。

トッピング用クッキーとして使用できるほか、ストローとしてシェイクやスムージータイプのドリンクに利用できる。クッキーでできているためプラスチック製よりも耐水性は劣るが、使用後に食べることができて、ごみが発生しない。

箱詰め20本入りで、個包装には植物由来のプラスチックを一部使用した。賞味期限は7カ月、コールドドリンク専用。脱プラスチックはグローバルな課題になっており、ブルボンは「今後も製品開発やサービスの提供などを通じて心と体の健康づくりをテーマに取り組んでいく」としている。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. こどもの事故
    ゴールデンウィークを控え、宿泊先や親戚の家に置かれた製品で子どもが思わぬけがをする可能性があるとしてc
  2. 電話相談
    大阪弁護士会の消費者保護委員会は4月26日・27日の両日、紅麹サプリ健康被害110番を実施する。小林c
  3. 豪州消費者団体Choice
    住宅ローンや家賃に関する苦情が増加しているのは銀行が苦境に立たされている人を十分支援していないからだc
  4. 鶏肉
    日本政策金融公庫が実施した畜産物の購入に関する消費者動向調査によると、食肉と牛乳について、およそ6割c
  5. コンシューマーリポート
    4月22日のアースデイを前に、米国の消費者団体コンシューマー・リポートは気候変動が消費者の財布に与えc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る