ソニーとサムスンの次世代テレビ明らかに 英消費者団体が紹介

英国の消費者団体「Which?」は1月7日、二大トップブランドのソニーとサムスンの次世代テレビを紹介した。春夏の発売に備えて、「新年から1週間が経つ今の時期から、じっくり検討してほしい」と呼びかけている。

最初に紹介したのはソニーの「ブラビアXR」シリーズ。2021年バージョンでは、新たに「コグニティブプロセッサXR」を搭載し、画質と音質がさらに向上。ラインナップの中には、部屋の明かりを検知して画像の色合いを調整する製品もあるという。

また、GoogleTVインターフェースを初搭載し、これまでのAndroidTVプラットフォームからのバージョンアップを実現。さらに独自のストリーミングサービス「ブラビアコア」が用意され、映画の無料視聴なども提供されるという。

一方、サムスンからは「Neo QLED」を紹介。記者会見を視聴したWhich?が「最も予想外だった」と評した部分は、同社が持続可能性に焦点を当ててきたこと。新型のリモコンは太陽電池を搭載し、屋内の光でも充電可能。さらに、テレビの製造工程を効率化したほか、省電力性能の強化、リサイクル可能な資材の使用などにも乗り出したという。

また、目の不自由な人への配慮にも注力。手話ズームの搭載などにより優れたアクセシビリティを実現しているなどとして、これまでも英国王立盲人協会(RNIB)から表彰を受けているという。

Which?は「テレビは発売後、1~2カ月程度で値下がりが始まる」として、品質とともに購入時期も十分検討するよう呼びかけている。

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