火災警報器の点検・交換画像、ツイッターに投稿を 東京消防庁

東京消防庁は2月3日、住宅用火災警報器の設置・点検・交換プロジェクトを始めると発表した。ツイッターに点検や交換をしている画像を投稿すると、同庁が「ゲッコウレスキュー隊」に任命し、隊員番号を付与したエンブレムをその画像に配置してリツイートしてくれる。住宅用火災警報器は2010年4月、すべての住宅に設置が義務付けられたが、約10年で電池切れや部品劣化により正しく機能しなくなる可能性がある。コロナ禍で生活スタイルが変化する中、都内では住宅火災の割合が増えており、同庁は改めて設置・点検・交換を促したい考えだ。

「ゲッコウ」とはヤモリの学名(Gekko)で、壁や天井に張り付き、危険を察知すると鳴く習性があることから住宅用火災警報器に見立てた。同庁によると、住宅用火災警報器は主に戸建て住宅に設置されるもので、誰でも点検できるよう点検用のボタンやひもがついている。一方、一定規模以上のマンションなどには「自動火災報知設備」が設置されていて、個人で点検・交換する必要はないという。

投稿した画像は広報にも活用される。ツイッター専用アカウントは「@Tokyo_Fire_D_GR」(東京消防庁ゲッコウレスキュー隊)。詳しい投稿方法や点検・交換方法などは東京消防庁ホームページまで。

総務省消防庁の最新調査(2019年7月1日時点)によると、全国の住宅用火災警報器設置率は82.6%。東京都は89.9%で都道府県別で第4位となっている。

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