キユーピーマヨネーズ、ロングライフデザイン賞受賞

赤い網目と赤いキャップで親しまれている「キユーピーマヨネーズ」が2017年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した。このデザインは1958年に誕生したもので、改良を重ねるなどして品質を向上してきた。グッドデザイン賞主催の日本デザイン振興会は「家庭用マヨネーズ市場を創ってきたデザイン。ポリ容器にエンボス以外の印刷をしていないのも秀逸だ」と評価した。

キユーピーマヨネーズ

お馴染みのデザイン。その裏で進化を重ねてきた

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞は長年にわたり消費者からの高い支持を得て、今後もその価値を発揮し続けるであろうと考えられるデザインを顕彰するもの。2017年度は、発売から92年が経過する「キユーピーマヨネーズ」など25件が受賞した。

キユーピーによると、1925年に日本初の「キユーピーマヨネーズ」を発売した当初、容器はガラス瓶だった。その後、利便性向上を目的に58年からポリボトル容器を採用。赤い網目模様の外袋と赤いキャップの組み合わせはこの時に誕生した。容器変更を機に使い勝手が向上、市場は飛躍的に拡大したという。

当時のポリボトルはガラス瓶に比べると保存性が低くかったが、将来的にガラス瓶と同じ保存性を実現できるとみて、採用を決定。以来、容器包装材の技術開発や酸素の侵入を遮断する口部アルミシールの採用、窒素置換の導入など改良を重ねてきた。02年には原料中の酸素を取り除く「おいしさロングラン製法」を採用し、賞味期間を七カ月から10カ月に延長。16年には製造工程の見直しにより賞味期限を10カ月から12カ月に延長した。

審査委員は「(このデザインが)卵黄タイプのコクと安全な印象を親しみ深く伝えている」「マヨネーズ市場を創ってきたデザイン」「中のポリ容器にエンボス以外の印刷をしていないのも秀逸」などと評価。同社は「スタンダードに使ってもらえる商品の提供とともに、よりユニークで革新的な商品開発への挑戦を続けることで、食生活を豊かにする提案を今後も行っていきたい」とコメントしている。

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