【豪州】自動車修理、系列店以外でも依頼しやすく 競争法改正

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は6月18日、自動車の修理などに関する競争・消費者法改正案が議会を通過したと発表した。今後、自動車メーカーは系列ディーラーに優遇してきた部品やデータの供給を、独立した修理事業者にも公平に提供する義務が課せられる。自動車アフターサービス市場での競争を促すための措置で、消費者はサービスやコスト、利便性などを比べて最適な修理事業者を選べるようになる。

これまで自動車メーカーは部品の供給や修理データへのアクセスを系列事業者に限定するなどしてきた。当局の指摘を受け、自動車業界は2014年、独立事業者を公平に取り扱うと約束したものの、ACCCの2017年調査では、依然として改善されていないことがわかった。

成立した「自動車サービスおよび修理情報共有スキーム」(Motor Vehicle Service and Repair Information Sharing Scheme)について、ACCCのロッド・シムズ委員長は「これまで系列以外の修理事業者は公正な競争ができず、消費者はコスト増や利便性の低下、遅延を余儀なくされてきた」と指摘。「今後は自動車アフターサービス市場で競争が促され、消費者利益につながる」と歓迎した。

同スキームは来年7月1日の施行。違反した場合、罰則が適用される。施行後、自動車メーカーはマニュアル、配線図、技術の仕様、点検手順などを公正な価格で独立した修理事業者に提供する必要がある。

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. パブリック・シチズン
    企業の犯罪履歴をデータベースで閲覧できるようにする「企業犯罪データベース法案」が提出されたことを受けc
  2. 消費者庁
    消費者庁は食品衛生の監視指導強化が実施される年末、食品の表示・広告の適正化をめざして都道府県等と連携c
  3. 第一生命経済研究所
    第一生命経済研究所ライフデザイン研究部はこのほど、「新型コロナ生活調査」の結果を発表した。この3年間c
  4. アルミ缶リサイクル協会50周年
    来年2月7日に創立50周年を迎えるアルミ缶リサイクル協会は12月2日、都内で記念式典を開いた。経済産c
  5. JARO山本一広さん
    日本広告審査機構(JARO)専務理事・山本一広さんインタビュー ◎消費者意見踏まえ悪質広告・表示排c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る