【豪州】自動車修理、系列店以外でも依頼しやすく 競争法改正

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は6月18日、自動車の修理などに関する競争・消費者法改正案が議会を通過したと発表した。今後、自動車メーカーは系列ディーラーに優遇してきた部品やデータの供給を、独立した修理事業者にも公平に提供する義務が課せられる。自動車アフターサービス市場での競争を促すための措置で、消費者はサービスやコスト、利便性などを比べて最適な修理事業者を選べるようになる。

これまで自動車メーカーは部品の供給や修理データへのアクセスを系列事業者に限定するなどしてきた。当局の指摘を受け、自動車業界は2014年、独立事業者を公平に取り扱うと約束したものの、ACCCの2017年調査では、依然として改善されていないことがわかった。

成立した「自動車サービスおよび修理情報共有スキーム」(Motor Vehicle Service and Repair Information Sharing Scheme)について、ACCCのロッド・シムズ委員長は「これまで系列以外の修理事業者は公正な競争ができず、消費者はコスト増や利便性の低下、遅延を余儀なくされてきた」と指摘。「今後は自動車アフターサービス市場で競争が促され、消費者利益につながる」と歓迎した。

同スキームは来年7月1日の施行。違反した場合、罰則が適用される。施行後、自動車メーカーはマニュアル、配線図、技術の仕様、点検手順などを公正な価格で独立した修理事業者に提供する必要がある。

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