ガストーチ火災増加中、都内で6年間に109件 やけども注意🔓

料理に焦げ目を付けたり、アウトドアの火起こしに使ったりする「ガストーチ」による火災が相次いでいる。東京消防庁によると、2019年までの6年間にガストーチによる火災が合計109件起きており、51人が負傷。しかも火災件数と負傷者数は年々増加傾向にあり、19年はともに過去6年間で最多(火災27件、負傷者15人)だった。実態調査を実施した東京都は、消費者に向けて「製造元がはっきりしている信頼できる製品を選び、適切に使用・保管してほしい」と呼びかけている。

ガストーチはカセットボンベを取り付けて、ノズルから高温の炎を噴出させる燃焼器具。ホームセンターやアウトドアショップなどで手軽に購入でき、炙り料理や炭火起こし、DIYなどに使用する消費者が増えている。一方で、火災ややけど事故が増加傾向にあるものの、都内の消費生活センターには相談がほとんど寄せられず、消費者の使用状況や事故の詳細な状況が明らかになっていなかった。そこで都は実態調査に乗り出した。

昨年10月、ガストーチの使用経験がある20歳以上の男女1030人を対象にアンケートを実施したところ、5.6%の人が「やけどやけがをしたことがある」…(以下続く)

(本紙8月1日号「警鐘-安全と危険の狭間で」欄より一部転載)

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