自販機横のリサイクルボックス ゴミ投入防止へ実験 全清飲 

全国清涼飲料連合会は異業種連携による新たな取り組みとして8月23日から「自動販売機リサイクルボックス異物低減プロジェクト2021」を開始した。投入口を下向きにしてゴミを投入しにくくした新機能リサイクルボックスを設置し、異物低減の効果を検証していく。

実証実験は、農林水産省の支援で静岡県浜松市と愛知県岡崎市、三重県の受託により同県津市の3市で実施する。リサイクルボックスの中身は約3割が異物で、ペットボトルリサイクルを進めるにあたっての課題となっていた。

プロジェクトでは異業種連携も進め、日本たばこ産業が啓発に協力、ラベルメーカーのフジシールインターナショナル、キャップメーカーの日本クロージャー、リサイクルボックスメーカーのアートファクトリー玄が参画し、実証実験には日本自動販売協会が協力する。来年秋にも新機能リサイクルボックスの業界統一仕様を目指す。

下向き投入口による脱ゴミ箱

投入口を下向きにした新機能リサイクルボックス。「脱ゴミ箱」を目指す(全清飲発表資料より)

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