【米国】「低炭素牛」表示はグリーンウォッシュ 科学団体が非難

米農務省が昨年11月に承認した「低炭素牛(ロー・カーボン・ビーフ)」認証制度について、科学者で作る非営利団体「公益科学センター」(CSPI)が「環境に配慮していると見せかけるグリーンウォッシュだ」と非難している。「低炭素というが、この制度のどこが“低”と呼べるのか」などと指摘している。

「低炭素牛」認証制度は畜産農家を対象とした環境ラベル制度で、再生可能エネルギーの使用や肥料管理などの基準に従い、通常の生産よりも温室効果ガス排出量を10%以上削減した場合、表示が可能となる。

この制度について、CSPIは「牛肉からの温室効果ガス排出量は豆と比べて1食当たり約80倍にのぼる」と指摘。さらに「たとえ10%削減しても健康的な植物性タンパク質の供給源である豆の約72倍であり、とても低炭素とは言えない」と強調した。

CSPIは食品分野における温室効果ガス削減方法として、牛肉を減らし、ナッツや大豆、適量の家禽、乳製品、持続可能な方法で生産された魚介類に置き換えることを提案している。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 健康サロン
    シリーズSDGs [caption id="attachment_12005" align="alc
  2. コンシューマーリポート
    米国の有力消費者団体であるコンシューマー・リポートは、300万ドル(約4億8000万円)を投じてフルc
  3. 東京都庁
    都内在住の60歳以上の高齢者を対象とした調査によると、消費者被害にあった経験のある人は全体の7.2%c
  4. 特集 消費生活相談 大天災の年に急増、災害関連トラブル多発で ~今年は節目の年、改めてc
  5. 特集 消費者庁 食品包装前面に栄養表示 日本版ガイドライン公表 ~後面表示と併用、食品c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る