除毛剤、顔への使用不可 ヒゲ除去に使い皮膚障害 若者で急増🔒

◎消費者庁など注意呼びかけ 「用法確認を」

10代、20代の若い男性が除毛剤を顔面に使用し、皮膚障害を負う危害相談事例が数多く寄せられているとして、消費者庁や国民生活センターが注意を呼びかけている。顔面への使用はヒゲの除去が主な目的だといい、「5カ月前、インターネット通販で購入した除毛クリームを使ったところ顔や腕に発疹ができた」などの事故が起きていた。

除毛剤は医薬部外品で、顔面に加え、傷のある部位には使用しない旨が注意書きされている。消費者庁などは「用法・用量や使用上の注意をよく確認し、正しく使用してほしい」と呼びかけている。

全国の消費生活センターには、除毛剤の危害相談が2017~2021年度までの5年間に1325件寄せられていた。そのうち10代、20代からの相談は620件と、全体の約半数(47%)を占めた。年を追うごとに若者の割合が高くなっており、21年度は全体の6割にのぼった。

若者の危害相談の内訳は男性が327件、女性が293件。また、顔面への危害件数では男性が75件、女性が12件といずれも男性のほうが多かった。主な事例は「顔に使用したところ、毛穴が赤くなり……(以下続く)

(本紙7月1日号「警鐘-安全と危険の狭間で」欄より一部転載)

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