【豪州】企業活動の実態把握へ 当局がデータブローカーを調査

膨大な個人情報を収集して、他社に販売する「データブローカーサービス」について、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は7月10日、消費者や企業、関係者から意見募集を行うと発表した。企業活動の実態を把握し、競争や消費者問題のおそれがないかを調べる。

ACCCのジーナ・キャス・ゴットリーブ委員長は「データブローカーは企業間の個人情報のやりとりの中心的役割を担っているが、我が国でどのような活動を行っているのか認識されていない。個人情報をどのように収集し使用しているのか、また、競争や消費者問題が生じるおそれがないかを調査する」とコメントしている。

この調査は、財務大臣からの指示による5年間に渡るデジタルプラットフォームサービス調査の一環。来年3月末までに報告書を提出する。

大臣指示によると、データブローカーとは、SNSや検索サイト、アプリ、カード決済、選挙人名簿などから個人情報を収集し、その情報をプロファイリングレポートや消費者購買データなどに加工して他社に販売または共有するサプライヤーを指す。ACCCは一例としてデータ調査大手コアロジックやエクイファックス、ニールセン、オラクルなどの社名をあげ、製品やサービスについて調査することを明かしている。

キャス・ゴットリーブ委員長は「消費者の中には自身の情報が直接関係のないデータブローカーに収集・保管・販売されていることを知らない人がいるとみられる。データブローカー自身はもちろんのこと、消費者、業界関係者からの意見を期待している」と呼びかけている。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. こどもの事故
    ゴールデンウィークを控え、宿泊先や親戚の家に置かれた製品で子どもが思わぬけがをする可能性があるとしてc
  2. 電話相談
    大阪弁護士会の消費者保護委員会は4月26日・27日の両日、紅麹サプリ健康被害110番を実施する。小林c
  3. 豪州消費者団体Choice
    住宅ローンや家賃に関する苦情が増加しているのは銀行が苦境に立たされている人を十分支援していないからだc
  4. 鶏肉
    日本政策金融公庫が実施した畜産物の購入に関する消費者動向調査によると、食肉と牛乳について、およそ6割c
  5. コンシューマーリポート
    4月22日のアースデイを前に、米国の消費者団体コンシューマー・リポートは気候変動が消費者の財布に与えc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る