上半期の住宅火災915件、5年で最多 東京消防庁管内

東京消防庁管内で発生した今年上半期(1-6月)の住宅火災は915件(速報値ベース)で、直近5年間で最多となった。死者は前年同期比2人減少の47人、このうち65歳以上の高齢者は32人(9人減少)だった。出火原因は「ガステーブル等」が200件にのぼり、5年間で最多。次いで「たばこ」が115件、「放火(疑い含む)」が57件と続いた。

出火箇所は「台所等」が380件と最も多く、「ガステーブル」が原因となったものが155件で最多となった。また、「居室等」が379件で、「たばこ」によるものが61件で最多。「ベランダ・屋上」は49件で、「たばこ」が28件と最多だった。

ガステーブル、たばこ以外の主な出火原因は、電子レンジ、電気ストーブ、コード、差し込みプラグ、コンセント、トーチバーナ、ロウソクなど。

住宅火災による死者の状況については4割が「警報器の設置なし」だったほか、家族構成別では4割が「高齢者一人暮らし」だった。

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