ペットボトルリサイクル率86.9%、目標達成 協議会が報告書

◎ボトルtoボトル比率は29%と急伸

PETボトルリサイクル推進協議会(佐藤澄人会長)は年次報告書を発刊し、2022年度のペットボトルリサイクル率が前年度比0.9ポイント増の86.9%になったと発表した。目標とする「85%以上の維持」を達成した。飲料各社が力を入れるボトルtoボトル比率は前年度比8.7ポイント増の29.0%とさらに急伸し、リサイクルの国内循環へのシフトが鮮明となった。佐藤会長は「欧米と比較しても日本のリサイクル率は高水準を維持しており、循環型社会形成においてのペットボトルのリサイクルが市町村系、事業系で確実に実施されている」と報告した。

PETボトルリサイクル推進協議会

リサイクル状況を詳細に報告するPETボトルリサイクル推進協議会(11月20日、経団連会館にて)

協議会によると、22年度の指定ペットボトル(清涼飲料、酒類、しょうゆ)の販売量は58万3000トン(前年度比0.3%増)。これに対し、リサイクル量は50万6000トン(同1.4%増)で、リサイクル率は86.9%となった。

また、ボトルtoボトルリサイクル量は前年度比43.5%増の16万9000トン、ボトルtoボトル比率(販売量に対するボトルtoボトルリサイクル量の比率)は8.7ポイント増の29.0%とそれぞれ急伸した。小松郁夫専務理事は「水平リサイクルは資源の有効利用やCO2排出量抑制の点からも理想的なリサイクル手法。比率が増加したのは飲料メーカーの積極的な取り組みと、それに追従した再生事業者の設備増強などによるもの」と説明。大手再生事業者の新工場稼働も控えており、さらなる推進が期待されるとした。協議会は2030年度までに50%の達成を目指す。

一方、使用済みペットボトルの海外輸出量は2013年度の29万8000トンから22年度の9万3000トンへと10年間で三分の一に縮小しており、リサイクルの国内循環へのシフトが進んでいることがわかった。

 

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