NACS「住まいの契約トラブル110番」に深刻事例🔒

◎改善へ政策提言準備

公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)は10月中の土曜・日曜日に、東京と大阪で「住まいの契約トラブルなんでも110番」を開設。悪質な住宅補修工事や高齢者に不利益な自宅のリースバック勧誘事例などの相談を受け付けた。玄関の鍵紛失やトイレの詰まりなど、緊急性を要する問題に安価に対応すると称して高額請求するレスキュー商法の苦情をはじめ、給湯器点検商法など深刻トラブルも寄せられた。

NACS「住まいの契約トラブル110番」

10月の土日に開設された110番。深刻事例を精査し改善策を提示する

NACSでは事例を精査し、11月中に速報・概要版を公表し、関係行政機関・業界団体に改善要求を提起するとしている。12月中には報告書もまとめ、被害防止に向けて消費者政策の導入へと活かす。NACS相談室「ウィークエンド・テレホン」との連携活動だ。

NACSの「なんでも110番」は毎年開催されているもので、今年は深刻な被害が相次いでいる「住まいのトラブル」をテーマに設定された。屋根工事・給湯器の訪問販売……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」11月1日号より)

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