飼料高騰で水産危機 養殖に昆虫活用を 主婦連学習会🔒
- 2025/8/5
- 食品
◎食品残渣でミズアブ育て餌に 研究者が理解と応援求める
養殖魚用飼料の主原料となる魚粉が世界的に高騰し、魚類養殖の継続が危ぶまれる中、主婦連合会は7月9日、昆虫飼料の可能性を考える学習会を開いた。登壇した国立研究開発法水産研究・教育機構の主任研究員、安藤忠さんはミズアブを使った餌でマダイを育てる研究成果を報告。マダイの成育や味に問題がなかったとし、「国内で食料をいかに作るかが喫緊の課題。昆虫飼料に理解と応援をお願いしたい」と呼びかけた。
養殖魚用飼料の74%は魚粉と魚油で、16%がつなぎ用の小麦粉・でん粉、残る10%がビタミン類やミネラルルなどの添加物となる。主原料である魚粉は世界的にも価格が高騰し、争奪戦が繰り広げられる状況。輸入依存度の高い日本では……(以下続く)
(本紙「ニッポン消費者新聞」8月1日号より一部転載)
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