スマホの販売価格、同一機種でも店舗で差 総務省注意呼び掛け
- 2025/9/8
- くらし
スマートフォン端末の販売価格が店舗ごとに異なる場合があるとして、総務省は9月5日、支払い総額をよく確認・比較した上で購入するよう消費者に注意を呼び掛けた。頭金を含めた販売価格は店舗側が自由に設定できるため、同一機種、同一キャリアでも価格差が生じるという。同省はQ&Aを公表し、消費者が誤解しやすいポイントについて解説している。
同省によると、販売代理店は端末の卸価格に利益相当額を上乗せして価格を設定している。上乗せ額は通常「頭金」として表示され、「頭金0円」をうたい上乗せしない店舗もあれば、他店よりも高額な頭金を設定する店舗もあるという。
販売価格に関する注意喚起は5年前に続き、今回が2回目。「同じ機種なのに他の店舗で安く売られていた」「頭金のない店舗があることを知らなかった」などの消費者トラブルが以前から発生しているという。消費者契約適正化推進室は「支払い総額が表示されているので、よく確認した上で購入してほしい」としている。