リチウムイオン電池事故 スマートウォッチも注意 消費者庁

リチウムイオン電池を搭載した製品の発火・発煙事故が相次ぐ中、消費者庁は10月2日、日常的に着用したり持ち歩いたりする「ワイヤレスイヤホン」「スマートウォッチ」「携帯用扇風機(ハンディファン)」でも事故が起きているとして、注意を呼びかけた。

携帯用扇風機事故

NITE(製品評価技術基盤機構)の再現実験に用いられたモバイルバッテリーと携帯用扇風機(消費者庁にて)

同庁によると、2024年度までの5年間に136件の事故が報告された。内訳はワイヤレスイヤホンが64件、スマートウォッチが46件、携帯用扇風機が26件で、いずれも増加傾向となっていた。

ワイヤレスイヤホンと携帯用扇風機は充電中の発火・発煙事故が多発。ワイヤレスイヤホンでは「使っていたら爆発し、首をやけどして衣服が少し焦げた」という事例も寄せられた。

一方、スマートウォッチは使用中の事故が目立ち、「腕につけたまま寝ていたところ、深夜に突然発火して、腕にやけどをし、シーツが焦げた」などの事例がみられた。会見で、阪口理司消費者安全課長は「スマートウォッチは身体に直接つけて長時間使用するため、低温やけどやその他の事故につながりやすいのではないか」と推察した。

リチウムイオン電池は衝撃や圧力、高温などに弱く、注意が必要。消費者庁は適切な取り扱いと廃棄を呼びかけている。モバイルバッテリーやスマートフォンの発火事故が注目されているが、今回は小型のウェアラブル製品についても改めて注意を呼びかけた形だ。

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