柔軟剤の香りで不快感や体調不良 東京都に149件の相談

「マンションの隣人が使う柔軟剤のにおいで気分が悪くなる」など柔軟剤のにおいに関する相談が、今年3月末までの10年間に149件寄せられたことが東京都のまとめでわかった。

隣家で干している洗濯物に関する事例を中心に毎年継続的に相談が寄せられているといい、都は「衣服や洗濯物につけられたにおいは、自分が思っている以上に他人にはにおっていることもある」として、節度ある使用を呼びかけている。

柔軟剤のにおいに関する相談は2010年度ごろから寄せられ始め、この5年間は14年度が6件、15年度が18件、16年度が22件、17年度が39件、18年度が14件と推移していた。においの強い海外柔軟剤のブームをきっかけに、様々な香りや強さの国産品が相次ぎ発売されたことが背景にあるとみられる。

商品には適正量が表示されているが、業界団体の日本石鹸洗剤工業会の2010年調査では、目安の2倍以上を使用している人もいた。柔軟剤は過剰に使用しても洗濯物の柔軟性が変わらないばかりか、かえって吸水性が悪くなる場合もあるという。

都には柔軟剤以外にも芳香剤やその他の香り付け製品に関する相談も寄せられていて、生活安全課は「日用品の芳香が苦手な人もいる。節度ある使用を心がけてほしい」としている。

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