消費者庁「健康食品Q&A」じわり好評 初版6万部配布し増刷

消費者庁が2017年10月に発行した消費者向け冊子「健康食品Q&A」が好評を得ているようだ。初版の6万部を配布し尽くし、今年7月に増刷した。消費者から寄せられた質問を取り上げ、消費者庁の見解としてQ&A形式で回答したもので、専門家と議論を深めて作成したという。監修に携わった同庁表示対策課の田中誠さんは「健康食品は補助的に利用するもので、一定の知識を持って適切に使っていく必要がある」と指摘している。

健康食品Q&A

第2刷となった「健康食品Q&A」。消費者庁HPからPDF版をダウンロードできる

この冊子は健康食品を利用する際の注意ポイントをまとめたもの。使用前の判断、選択に関する情報、使用の注意の3章構成で、合計20項目のQ&Aが掲載されている。質問に対する回答は消費者庁の健康食品に対する見解が示されているといい、「子どもに健康食品を使ったほうがいいか」との質問には、「普段の食事から十分な栄養素が取れており、健康食品は必要ない」と回答している。

最後のページには健康食品手帳のサンプルが付いていて、田中さんは「健康食品の被害が埋もれる理由は、医薬品のように記録を付ける人がいないこと。健康食品と医薬品との併用に関する記録がないため、因果関係がつかめない」として、活用を呼びかけた。

健康食品Q&Aでは、「栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な休養」に代わる健康食品はないとしている。冊子はカラー刷り15頁。紙媒体を表示対策課や消費者安全課などで配布しているほか、消費者庁ホームページからPDF版をダウンロードできる。

関連記事

消費者運動年鑑2019

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 日本生活協同組合連合会
    日本生活協同組合連合会(日本生協連)は12月4日付で、有機農産物の日本農林規格(JAS)の一部改正案...
  2. ビューティーブレンダー
    使用中のマスカラやリップグロスなどメイクアップ用品が高い確率で感染症を引き起こす細菌(スーパーバグ)...
  3. 携帯電話を所有するシニア層のあいだで、スマートフォンの利用が拡大している。MMD研究所の調査によると...
  4. 兵庫県立消費生活総合センター
    健康食品による危害相談が増加しているとして、兵庫県立消費生活総合センターが注意を呼びかけた。消費者庁...
  5. 金融庁個人間融資対策
    SNSの書き込みを通じて見知らぬ者同士がお金を貸し借りする「個人間融資」が横行している問題で、金融庁...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日...
  2. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビスス...
  3. コンシューマーリポート

    2019-11-7

    【米国】2年で販売台数10倍 エアフライヤーが本格普及

    油を使わずに揚げたように調理できるエアフライヤー(ノンフライヤー)が米国で急速に普及している。調査会...
  4. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
  5. チーズフェスタ2018

    2018-11-12

    「チーズフェスタ2018」に7700人 多彩なチーズレシピ

    11月10日(土)と11日(日)の両日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は、渋谷区・恵比寿の...
ページ上部へ戻る