【欧州】消費者団体BEUC、報告書の表紙に浮世絵あしらう

欧州32カ国の45団体で作る「欧州消費者同盟」(BEUC)は10月1日、「デジタル時代における消費者利益を保護するための競争政策の役割」と題した報告書をまとめた。その表紙にあしらわれたのは葛飾北斎作・冨嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」。文中のイメージ写真としても登場するが、報告書の内容との関連性はなく、編集者の好みが反映されたようだ。

BEUC報告書

表紙にあしらわれた北斎代表作・冨嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」(左)。文中にも登場する

報告書は、2日に開催されたイベント「デジタル時代における消費者の自由の保護」に向けて作成された。BEUCは「消費者はデジタル化経済の利益を公平に享受する権利がある」と主張し、ビッグデータ、ビッグアナリティクス、ネットワークエフェクト(効果)など新たな課題に対処するEU競争法のあり方を提案した。

報告書は28ページ建てで、BEUCの法律担当プロジェクトチームによる編集。北斎の浮世絵はアイキャッチ効果を狙ったものとみられるが、ほかに使われているイメージ写真は欧州連合司法裁判所や欧州連合本部などとなっており、浮世絵の採用は編集者の趣向が強く反映された形のようだ。

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