【香港】医療分野の苦情急増 HPVワクチン求め本土から殺到

消費者団体の香港消費者委員会は1月23日、昨年の相談概況を分析した結果、医療サービス分野のトラブルが急増したと発表した。中国本土からHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの接種を求める人が大挙して押し寄せたことが要因。

同委員会によると、全体の相談件数が減少する中、医療サービスの2019年苦情件数は前年比26%増の3104件となった。近年、HPVワクチンを求める中国本土の人が殺到しており、17年以降、香港で品薄状態となっていた。

ワクチンは数カ月の間隔を置きながら3回接種する必要があるが、「スケジュール通りの接種を受けることができなかった」などの苦情が多発。さらに昨年は品不足が深刻化し、偽造品が出回るなどしたという。委員会は「こうした状況は医療分野だけでなく、香港のサービス業や観光業全体に悪影響を及ぼす問題であり、解決に向けて真剣に取り組む必要がある」と指摘した。

一方、香港の大規模デモについては「消費者苦情への影響はわずかだったが、鉄道の運休や商業施設の破壊に絡んだ苦情があった。ホテルでは予約のキャンセルが相次ぎ、この分野の苦情が28%増えた」と報告した。

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