食の安全・監視委が総会 ゲノム・添加物・FTAで特別決議🔓

食品の安全性問題や表示の適正化を求め、食品行政を監視する「食の安全・監視市民委員会」(代表・神山美智子弁護士)は9月26日、都内で今年度総会を開き、「ゲノム編集食品の規制なき流通反対」「食品添加物表示制度の抜本的改正」「食の安全性が脅かされる日米FTA交渉反対」など3つの特別決議を採択した。

食の安全・監視市民委員会総会

総会では行政監視から制度改善運動まで、今年度方針を確認した(9月26日、連合会館にて)

例年は4月に開かれる総会だが、今年はコロナ禍の中で9月に延びた。記念講演会として除草剤グリホサートの危険性と汚染拡大、家庭用塩のマイクロプラスチック検出状況の報告があり、今後の取組方針などを話し合った。協力団体と連携して食の安全性への監視・改善活動を展開していくことを確認した。

総会は千代田区お茶の水の「連合会館」で開かれた。約50人の会員・消費者が参加。新型コロナウイルス感染症対策を講じながら記念講演会も開催した。

総会では、今年度活動方針として「遺伝子組み換え食品、ゲノム編集食品、食品添加物、放射線照射食品、BSE(牛海綿状脳症)の監視活動の強化」などを含む14項目の…(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」10月1日号より転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. フランス消費者同盟
    動画投稿アプリ「TikTok」の複数のインフルエンサーが日焼け止めの危険性をあおり、使わないよう推奨c
  2. NCL
    米大リーグ、ワシントン・ナショナルズが観戦チケットを販売する際、手数料を開示していなかったなどとしてc
  3. 食品安全委員会
    食品安全委員会は7月23日、アレルゲンを含む食品のファクトシート(科学的知見に基づく概要書)を公表しc
  4. 東京都庁
    東京都は7月18日、2023年度インターネット広告監視事業の結果を公表した。1万6000件の広告につc
  5. コンシューマーリポート
    米消費者団体コンシューマー・リポートは7月12日、果物や野菜を洗う最も良い方法を示し、重曹や酢を用いc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る