ブラックフライデーで5人に1人が後悔 事前に返品期日確認を

クリスマスや年末をにらんだ「ブラックフライデー」商戦が迫るのを前に、英国の消費者団体Which?は11月6日、小売事業者の返品可能期間をしっかりと確認しておくよう呼びかけた。売り切れを恐れて衝動買いをしてしまい、後から後悔するケースが後を絶たないため。事業者によって返品期日が異なるため、「寛大なポリシーを提示する店舗で購入するとよい」とアドバイスしている。

Which?は前回のブラックフライデーセールが終了した今年1月、2000人を対象にアンケートを実施。その結果、4人に1人が期間中に買い物をして、そのうちの5人に1人が買ったことを後悔していた。主な理由として「衝動買いをしてしまった」(45%)、「買い過ぎた」(34%)などが上位を占めた。

ほとんどの小売事業者は返品トラブル対策として、セール期間中の買い物について返品期日を延長している。ただ、事業者により期日が異なるため、Which?は返品可能期間の長い店舗での購入を勧めている。

返品に寛大な主な事業者はネット通販のアマゾン(通常は30日)、玩具チェーン大手Smyths Toys(通常は28日)、スーパー大手Tesco(通常は30日)など。10月に購入した商品(Smyths Toysは9月)でも来年1月末まで返品が可能だ。一方、高級スーパーWaitroseは返品期日を延長せず、購入から35日までとしている。

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