昨年の重大製品事故1019件、高齢者や輸入製品で増加傾向🔓
- 2021/3/15
- くらし
2020年に国が受け付けた重大製品事故は1019件で、前年比で203件の減少、前々年比で206件の増加となった。2015年以降、重大製品事故の受付件数は800件台で推移しており、直近2年間は例年よりも増加傾向がみられた。2019年にブリヂストンサイクル社の盗難防止用ハンドル錠「一発二錠」の不具合による事故が大量報告され、昨年も事故報告が続いたことが主な要因。そのほか高齢者事故の割合が全体の3割以上を占めたほか、輸入製品の事故件数が国産製品を大きく上回ったことなどがわかった。
重大製品事故とは、死亡、重傷(治療期間30日以上)、火災、一酸化炭素中毒、後遺障害を伴う製品事故のこと。メーカーや輸入事業者が重大製品事故の発生を把握した際、10日以内に消費者庁に報告することが消費生活用製品安全法で義務付けられている。
事故の原因究明などを担当する経済産業省によると、昨年の重大製品事故は1019件で、2015年以降の6年間では19年に続く二番目の多さとなった。2019年は「一発二錠」の過去に起きた事故がまとめて報告されたため一時的に件数が急増。昨年も「一発二錠」の過去事故の報告が続き…(以下続く)
◆この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
【訂正】2021年3月16日:2段落目の文中に「消費者安全法」と記載しましたが、正しくは「消費生活用製品安全法」でした。修正しお詫びいたします。