食べられる「もぐカップ」オンラインで販売へ アサヒビール

アサヒビールは3月10日から、食べられるコップ「もぐカップ」をオンラインショップで販売開始した。使い捨てプラスチック問題への関心が高まる中、“使い食べ容器”という新しい食のライフスタイルを提案していく。

昨年11月に都内の飲食店と会員型コワーキングスペースでテスト展開を行った際、利用者から「家でも使ってみたい」「アウトドアでのごみ削減に活用したい」「ギフト向けに購入したい」などの声が寄せられていた。

フレーバーはテスト展開時の「プレーン」「えびせん」「チョコ」に加え、新たに「ナッツ」を加え4種類に拡充。1箱10個入でサイズはS(1150円)、M(1200円)、L(1400円)を用意した。主原料はじゃがいもでんぷんで、冷たい飲み物であれば1時間程度耐水性を保持する(熱い飲み物は不可)。オンラインショップ「もぐカップショップ」から購入できる。

アサヒビールもぐカップ

もぐカップの使用イメージ(プレスリリースより)

もぐカップは食べられる器「イートレイ」を展開する丸繁製菓と共同で開発した。テスト展開では「思ったよりがっしりとした作りで安心して使えた。食べるとサクサクで甘すぎず美味しかった」「カフェで、このようなカップでの提供があると紙ストローより積極的な環境配慮を感じる」などの意見が寄せられた。アサヒビールはホームパーティやアウトドア、BBQなどでの利用を見込むほか、ドリンクだけでなくスイーツ、冷製スープなどの容器としての活用も提案した。洗う手間が省けるため、水の使用量削減にもつながるという。

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