大幅改正した食品衛生法を解説 東京都がオンライン動画公開中

東京都健康安全研究センターは7月1日から、食の安全都民講座「変わりましたよ!食品衛生法」のオンライン動画を公開している。HACCP(ハサップ)の制度化や食品リコール情報届け出制度、特定の食品による健康被害情報の届け出義務化などについて都の担当職員や厚生労働省専門官がわかりやすく解説する。動画は8月31日まで公開し、申し込み不要で誰もが無料で視聴できる。

年に数回開催している食の安全都民講座は、新型コロナウイルスの影響により、昨年に引き続きオンライン配信での開催。今回の講座では、食の安全に関わる重要な法律、食品衛生法が大幅に改正されたことから、改正内容のポイントを担当職員がわかりやすく解説した。消費者だけでなく事業者にも有用な内容となっている。

動画はプロローグの「改正の概要について」から始まり、「HACCPに沿った衛生管理の制度化について」、「食品リコール情報の届け出制度について」、「食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度の導入」、「特定の食品による健康被害情報の届け出の義務化について」の計5本立て。いずれも8分前後でまとめられていて、PDF版の資料も用意されている。

視聴は「東京公式動画チャンネル」または「食の安全都民講座特設ホームページ」から。

食の安全都民講座リーフレット

食の安全都民講座「変わりましたよ!食品衛生法」リーフレット

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. NITE上げ下げ窓事故
    寒さが緩み、窓を開ける機会が増えるこの時期にあわせ、NITE(製品評価技術基盤機構)は3月23日、窓c
  2. インターネット上で格安料金をうたい、作業後に高額料金を請求するロードサービス業者とのトラブルが複数発c
  3. 東京都健康安全研究センター
    京都府で昨年、店舗で購入した生食用牛肉(ユッケ)を食べた90歳代女性が腸管性大腸菌O157に感染してc
  4. スマートフォン
    就寝前のデジタルメディア利用は、子どもの睡眠時間の短縮や睡眠の質低下につながる――。こうした研究報告c
  5. 消費者庁
    ◎「契約の成立の時期」に関する正答率、19歳以下が高く 消費者庁は2月2日、「消費生活意識調査結果c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る