<英国>毎分4200件の詐欺電話 対策強化求める声

英国の消費者は毎分4200件の詐欺電話にさらされているとして、消費者団体「Which?」が10日、注意を呼びかけた。大半は事故、年金、PPI(債務返済補償保険)、保険にからんだ内容で、高齢者が狙われるケースが目立った。同団体は電話会社が提供する着信拒否サービスの利用を勧めている。

保険大手アビバが、Ofcom(英国情報通信庁)のデータをもとに調査したところ、2017年における詐欺手口の迷惑電話(メッセージ含む)は22億件にのぼり、英国の消費者は毎分4200件の迷惑電話にさらされていることがわかった。

特にまん延していたのは自動車事故を口実とした詐欺電話。「けがをしたと申告すれば補償金がもらえる」などと持ちかけ、手数料や個人情報が盗まれるという。また、年金受給者を狙った手口も横行。新たな年金制度が導入された2015年4月以降、増加が顕著で、昨年8月までの約3年間に被害額が4300万ポンド(約64億円)に上ったという。

政府は昨年8月、年金を口実とする勧誘電話の禁止措置の導入など、新たな対策の検討を示していた。Which?は消費者に対し、着信拒否サービスの利用を勧めるとともに、政府や企業による対策の強化を求めるキャンペーンへの参加を呼びかけた。

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