【米国】竹レーヨンは環境に優しくない 当局が小売2社を提訴

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バンブー(竹)レーヨン製の枕カバーやシーツなどに「環境に優しい工程で作った」などと記載したのは欺瞞的な環境表示(いわゆるグリーンウォッシュ)に当たるとして、米連邦取引委員会(FTC)は4月8日、小売り大手コールズとウォルマートを相手取り、それぞれ250万ドルと300万ドルの罰金支払いと表示の停止を求めて地方裁判所に提訴した。この分野としては過去最大の罰金額で、FTC消費者保護局は「誤った環境表示は消費者と法を順守する企業の両方に害を及ぼす」と警告している。

FTCによると、竹繊維を用いてレーヨンを製造する際、有害な化学物質を使用する必要があり、その過程で様々な大気汚染物質が排出される。

しかし、2社はバンブーレーヨンを使ったプライベート商品のベッドシーツや枕カバー、タオルなどに「有害な化学物質を含まず、クリーンで毒性のない材料を使用して(製造した)」、「再生可能な竹を混合し、環境に優しい使用を約束する」などと環境メリットを表示。さらに商品名や製品概要欄で竹繊維製であることを強調していたが、実際は綿やポリエステルとの混合で、中には「ポリエステル60%、竹40%」のものや混合割合を記載していないものがあった。

竹を用いたレーヨン製品を巡っては、2000年代に「環境に優しい」「生分解する」「竹由来の抗菌性がある」などの不当表示が横行。FTCが2010年、小売り78社に表示の停止を求める警告書を送付するなどしていた。当時の消費者保護局は「環境配慮をアピールしようと製造工程のどこかで竹繊維を用いたとしても、レーヨンはレーヨンだ」と指摘していた。

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