スバル「レガシィ アウトバック」、安全性能評価で大賞受賞

国土交通省と自動車事故対策機構による2021年度「自動車アセスメント表彰式」が5月25日、オンラインで開かれ、スバル「レガシィ アウトバック」が最高賞のファイブスター大賞を受賞した。スバルは前年度も「レヴォーグ」で大賞を獲得しており、2年連続の最高賞受賞となった。同社は「安全性能を今後も進化させ、2030年に死亡交通事故ゼロを目指す」とコメントした。

スバルレガシィアウトバック

自動車アセスメントは、消費者の安全なクルマ選びと安全な自動車の普及促進を図るため、1995年度にスタートした制度。21年度は乗用車10車種、軽自動車3車種の全13車種を対象に衝突安全、予防安全、事故自動緊急通報装置の有無を評価した。その結果、9車種が最高評価(5つ星)となるファイブスター賞を受賞、その中でも最高得点だった「レガシィ アウトバック」がファイブスター大賞を獲得した。

同車は特に衝突安全で高得点をたたき出し、総合得点では190点満点中185.02点を獲得。2位のホンダ「ヴェゼル」(177.04点)以下を引き離した。スバルによると、従来モデルよりも車体強度や衝突エネルギー吸収率を一段と向上させたほか、衝突を効果的に分散させる機能を採用するなどして衝突安全性能を高めたという。

表彰式でスバル商品企画本部・プロジェクトゼネラルマネージャーの村田誠さんは「1965年よりスバル360で前面衝突試験を開始し、世の中に先駆けて研究を重ね、安全を最優先に磨き続けてきた」と説明。日本で目立つ歩行中、自転車乗車中の死亡事故をあげ、歩行者保護エアバッグを6車種で標準装備していることを紹介するなど、安全性への想いをアピールした。

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