夫婦の家事分担、「妻9割」が最多 リンナイ調査

2月2日の「夫婦の日」に合わせ、リンナイ(名古屋市)が夫婦の家事分担に関する意識調査を実施した。全国の既婚男女2350人を対象に家事の分担割合を聞いたところ、最も多い回答は「妻9割、夫1割」(女性の34%、男性の28%が回答)だった。また、夫の収入が家計の主体になっている場合は「妻9割」、夫婦が同じ場合でも「妻7割」の回答が最も多く、共働き夫婦でも妻の分担割合が高い傾向にあった。

担当する具体的な家事を聞いた項目では、女性の7割以上がほぼすべての家事(食事・洗濯・掃除の一連の家事)を担当していたのに対して、男性は第1位が「ごみ袋の取り替え」(37%)、第2位が「食器洗い・乾燥」(34%)、第3位が「洗濯物を干す(乾かす)」(32%)と食事・洗濯・掃除の一部分のみに限られていた。

調査を監修した知的家事プロデューサーの本間朝子さんは「夫婦の家事を見直したい場合は、やっている家事を書き出す、いわゆる“見える化”が効果的。前向きな話し合いがしやすくなる」とコメントしている。

調査結果の詳細はリンナイのニュースレター「熱と暮らし通信」に記載されている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」3月1日号より加筆の上、掲載)

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