アジフライとの相性度、味ぽんが最高得点 ミツカンなどAI測定

アジフライにかけるのはソースか、しょうゆか、はたまたタルタルソースか――。この「何をかけるか問題」に対し、ミツカンが一つの答えを導き出した。味覚に関するコンサルティングをおこなうAISSY(東京都港区)とともに、慶應義塾大学が開発した味覚センサーAI「レオ」を用いて各種調味料との相性度を測定したところ、最高得点を獲得したのが味ぽんとなった。AISSYの鈴木隆一社長は「アジフライの持つ旨味・塩味に、味ぽんの酸味と塩味が加わることで、アジフライのおいしさを引き出した」と分析している。

「アジフライの聖地」を宣言した長崎県松浦産の冷凍アジフライをAI「レオ」で測定した。その結果、味ぽんの相性度は100点満点中97.3点と最も高く、以下、タルタルソースが97.0点、ソースが95.6点、しょうゆが95.3点の順となった。

味ぽんは1964年に鍋用調味料として発売されたが、その後、おろし焼肉やのっけ盛り、さっぱり煮など活躍の場を広げ、オールシーズン型の調味料として定着してきた。ミツカンは「今後は味ぽんで揚げ物をさっぱりと食べる提案を強化していく」としている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」4月1日号より転載)

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. PFASワーキンググループ
    食品安全委員会のPFASワーキンググループは4月26日、第8回会合を開き、「PFAS(有機フッ素化合c
  2. 米国の保険関連非営利組織「国家保険犯罪局」(NICB)は5月9日、盗難車に関する2023年報告書をまc
  3. 伝統的易学業界
    国民生活センターも参加、トラブル事例を解説 伝統的な易学の研究・普及に取り組んでいる占い関連団体がc
  4. 消費者庁デジタル班
    詐欺的定期商法など排除へ 事業者への注意喚起通知1600件 インターネット通信販売に関するトラブルc
  5. U.S. PIRG
    プラスチック製品に欠かせない原材料「プラスチックペレット」の環境への放出を禁止する法案が米下院で支持c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る