CI世界大会、12月にケニアで開催へ 全国消団連が参加表明

世界各国の消費者団体で作る国際機関、国際消費者機構(CI、本部・ロンドン)は12月6日~8日の3日間、ケニア・ナイロビで世界大会を開くと発表した。近く、参加団体の募集を開始する。具体的なテーマや議題は明らかになっていないが、マリムトゥ・ナダソンCI会長(マレーシア消費者協会連盟会長)は「今年の大会はアフターコロナとロシアのウクライナ侵攻、気候変動の影響を目の当たりにする重要な時期に開催される。公正な未来と持続可能なライフスタイルに向けて、政策立案者、ビジネスリーダー、市民社会のリーダーたちが集い、重要な消費者課題を深く掘り下げていく」とコメントしている。

日本からは毎回、CI加盟の数団体が参加しており、今大会には全国消費者団体連絡会(全国消団連)の郷野智砂子事務局長が早くも参加の意向を示している。全国消団連事務局によると、大会最終日の12月8日には会員総会が開かれ、新たな理事会メンバー及び会長が選出されるという。

CI世界大会は4年に1度の開催。前回は2019年4月29日~5月2日にポルトガルで開かれ、約90カ国の消費者団体、企業、政府関係者、市民団体などから460人以上のリーダーが参加。デジタル社会における様々な消費者課題について議論した。全国消団連からは浦郷由季事務局長が参加した。

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