【米国】トウモロコシは思う以上に健康的 消費者団体が検証

夏に旬を迎えるトウモロコシ――。それ以外の季節では冷凍や缶詰を一年中、手軽に利用できる。米国の消費者団体コンシューマー・リポートは身近な野菜であるトウモロコシの栄養価について検証レポートを発表。「ビタミンやミネラルを含み、思っている以上に健康的で価値のある野菜だ」とし、さらなる活用を呼びかけた。

トウモロコシは他の野菜と比べてカロリーや炭水化物が多いが、栄養上の最大の利点は鮮やかな黄色をもたらすルテインとゼアキサンチンを含むこと。どちらの栄養素も目の健康にとって非常に重要で、この両方を含むのがトウモロコシの大きな特長。ただし、白いトウモロコシにはほとんど含まれていない。

また、植物性タンパク質の貴重な供給源であることも特筆すべき利点。1食分(100グラム)で約3.5グラムを摂取でき、セントルイス大学栄養学・食事学准教授のホイットニー・リンセンマイヤー博士は「豆類と比べると少ないが、それでも注目に値する量だ」と説明した。

食物繊維は1食分で約2グラム。そのほかマグネシウム、カリウム、ビタミンB、ビタミンA、ビタミンCなども含む。ロードアイランド大学栄養学准教授のマヤ・バディベロー博士は「食物繊維と粒に含まれる水分によって満腹感が得られる」と語った。

新鮮なトウモロコシの甘くてみずみずしい味わいを楽しめるのは夏の醍醐味だが、それ以外の季節は冷凍や缶詰が最適。バディベロー博士は「特に冷凍トウモロコシは生鮮と同じくらい栄養価が高く、値段も手ごろなだ」と推奨。「缶詰は栄養成分表を確認し、塩分量などをチェックしてほしい」と呼びかけた。

トウモロコシはシリアルやビール、クラッカー、チップスなど様々な加工食品にも使われているが、コンシューマー・リポートは「野菜として食べることはそれほど多くない。トウモロコシは私たちの食事の中で、もっと登場してもよい価値のある野菜だ」と強調している。

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